本校には、様々な理由(障害の状態等)から学校へ通学することが困難な児童・生徒がいます。
訪問教育とは、教員がその児童生徒の家庭等を訪問して行う教育のことで、特別支援教育の一形態です。
授業では、一人一人の障害の状態や発達段階及び生活経験などに配慮しながら、学習指導要領に沿った内容を指導します。ときにはオンラインを利用して所属学年の授業に参加したり、体調がよいときに学校へ登校をして、授業や行事に直接参加するスクーリングを行ったりするなど、集団での活動を経験できるような工夫も取り入れています。
・本校では、小学部、中学部、高等部、全ての学部で訪問教育を実施しています。
・授業回数は週1~3回
・1回の授業時間は小学部:90分、中・高等部:100分
〇教科について
【国語】 語彙力や表現力の育成等を行います。児童生徒の実態に応じて、教科書を使ったり、教材を工夫したりして行います。視線入力等ICTを活用した授業を行うこともあります。 |
||
【算数・数学】 数と計算、図形、量と測定等の学習を行います。すごろくやオセロなど生徒が楽しみながら取り組める活動を授業に取り入れることもあります。 |
|
【生活単元学習】 生活単元学習とは、「各教科等を合わせた指導」で、生活上の目標や課題に沿って教科の枠を超えて学ぶ学習形態です。季節や行事を単元として、関連した作品を作ったり、植物を観察したり、楽器を使って音楽や音について学習したりします。 |
||
【自立活動】 児童生徒が自立を目指し、障害による学習上又は生活上の困難を主体的に改善・克服するために必要な要素を六つの区分(健康の保持、心理的な安定、人間関係の形成、環境の把握、身体の動き、コミュニケーション)に整理し、一人一人の実態に応じて必要な項目を選定して行っています。 |
|
|
〇その他
【リモート授業】 感染症対策として自宅にいる生徒とリモートで授業をしています。画面の向こうにいる保護者にも協力をしてもらい、教科学習や身体の学習をしています。 |
|
【スクーリング】 本人及び保護者の希望により計画、実施します。協力学級の授業や学校行事への参加、保健室での身体測定、大型遊具等の学校施設利用を通して経験を広げたり、友達と交流したりする機会となります。 |
|